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右翼団体「大日本國民愛國義勇軍」がブログ形式で御送りする、公式サイト内コーナー「随筆」の一部門であります。 政治関連を中心に軍事、歴史等の最新ニュース記事へ私見を付け御送り致します。目指せ反日組織殲滅!!!憲法改正!!!戦後自虐体制打倒!!!
<スイス>国民投票でのイスラム教寺院の塔禁止で波紋
12月2日10時43分配信 毎日新聞
【ジャカルタ井田純、ダマスカス和田浩明】11月29日に行われたスイスの国民投票で、ミナレット(イスラム教寺院の塔)の新規建設禁止を求める提案が可決されたことに波紋が広がっている。イスラム諸国だけでなく欧州や国際機関からも非難の声が出る一方、イスラム教指導者は、暴力的な反発を自制するよう信者に呼び掛けている。
世界最大のイスラム教徒人口を抱えるインドネシアで最大のイスラム団体、ナフダトール・ウラマ(NU)は11月30日、「スイス国民の不寛容を示すもので、残念だ」との声明を出した。
AFP通信などによると、アラブ連盟(22カ国・機構)のムーサ事務局長は1日、「スイスに住むイスラム教徒の権利を侵害するものだ」と批判し、訴訟など法的な対抗措置が取られることに期待を表明した。エジプトの大ムフティ(指導的イスラム法学者)であるアリ・ゴマー師は「信教の自由への攻撃であり、世界各国のイスラム教徒を侮辱するものだ」と指弾した。同師は同時に、暴力的に反発することなく、対話を通じて事態の打開をはかるよう各国のイスラム教徒に呼びかけた。
一方、国連のピレイ人権高等弁務官も1日、投票結果について「差別的であり(宗教間に)深い溝を作り出す。スイスにとって全く嘆かわしい一歩だ」と厳しく非難。フランスのクシュネル外相は「憤慨している。非寛容さを示すものであり、スイスが速やかに決定を取り下げることを望む」と語った。
ミナレット建設を巡る国民投票では、スイス政府は反対票を投じるよう呼びかけていたが、29日の投票で57.5%の賛成多数で可決していた。ただ、AP通信などによると、スイス国内でも投票結果への当惑は広がっている。首都ベルンの国会前には結果に反対する市民らが集まり、「これは私たちのスイスではない」と訴えた。また、スイスのシュルンプフ司法警察相はスイス紙に対し、裁判によって結果が無効になる可能性を示唆した。
欧州とイスラム教の関係を巡っては、デンマーク紙が05年に預言者ムハンマドの風刺漫画を掲載、これに反発したイスラム諸国で激しい抗議運動が起きたことがある。