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右翼団体「大日本國民愛國義勇軍」がブログ形式で御送りする、公式サイト内コーナー「随筆」の一部門であります。 政治関連を中心に軍事、歴史等の最新ニュース記事へ私見を付け御送り致します。目指せ反日組織殲滅!!!憲法改正!!!戦後自虐体制打倒!!!
野口さん、2度目の宇宙へ ソユーズ 期待と不安
12月22日7時56分配信 産経新聞
■露の伝統技術学ぶ/不安定な一極支配
ロシアの宇宙船「ソユーズ」に搭乗する野口聡一さん(44)の2度目の飛行は、日本人の宇宙長期滞在の本格化と「ソユーズ時代」の幕開けを告げるものとなった。日本にとってはロシアの伝統的な宇宙技術を学ぶ好機となる一方、ロシアは再び宇宙開発の主導権獲得に意欲をみせ、有人船の“一極支配”は多くの懸念材料を抱えている。
[フォト]打ち上げられた「ソユーズ」船内の野口さん
国際宇宙ステーション(ISS)計画は大型物資も運べる米スペースシャトルと、飛行士だけが乗るソユーズを両輪に進んできた。しかし、シャトルはISSが完成する来年で退役することがすでに決まっており、各国の長期滞在飛行士は今後、すべてソユーズに乗り込むことになる。
1960年代に開発されたソユーズは構造が単純で信頼性の高さにも定評がある。多機能でハイテクを駆使したシャトルとは対照的に、昔ながらの“ローテク”を使った質実剛健さが特徴だ。
宇宙航空研究開発機構は現在、日本独自の有人船の開発構想を検討し、ソユーズに似た機体が候補に挙がっている。日本の宇宙開発は米国を手本に発展してきたが、今後は多くの飛行士がロシア流の発想や文化に触れ、その経験は有人船開発にも役立つとみられる。
一方、ISSと地球の往復という基幹を担うロシアは来年、火星や他の惑星への有人飛行を視野に、原子力を動力源とする宇宙船の研究に着手する見通しだ。総額200億ルーブル(約600億円)をかけて9年後には完成させる意向だが、事故時の被害の大きさを懸念する声も聞かれる。
さらに、日米などでは、ソユーズの運用が何らかのトラブルで中断した場合、ISS計画が停止に追い込まれることへの根強い警戒論もある。
ISSの建設では、大型物資の輸送をシャトルに頼っていたため、相次ぐシャトル事故が計画の遅れに直結した。同様にソユーズだけが生命線になれば、運用リスクの増大を招きかねない。米国の新宇宙政策が不透明な中で、ISS計画は危うさをはらんだ終末期を迎えつつある。